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ラーメンを食べている時、自分は転職をすることを決めたのだ。

しっかりとした濃厚な豚骨と魚介の風味が絶妙なバランスで感じられながらも、後味はあっさり。太いが硬すぎず、ツルツルとした食感の麺がスープと実によくあっている。冷める前に急いですすりながらも好みの味わいに舌鼓を打つ。そんな時にふと思ったのだ、ラーメンと仕事は同じなんじゃないかと。

 

 

 

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近年、濃厚でドロドロな魚介豚骨がブームとなっている、あれはあれで旨いと思うが少し好みからは外れているのだ。そんな中あっさり系魚介豚骨は中々希少だ。コレを見つけるまで、何件ものラーメン屋をたずねたのだ。しかし、今自分の仕事はどうだろうか? たまたま内定をもらったから? 他に仕事がなかったから? 給料が良かったから?妥協につぐ妥協の結果ではないのか?そう、思ってしまったのだ。

 

 ラーメンには当然人それぞれの好みが有る。脂っこい超濃厚ガッツリラーメンが好きな人がいれば、極細面のあっさり淡麗が好きな人もいる。100人いれば100通りの好みが有るだろう、全ての人が好きなラーメンは恐らく無いだろう。

ラーメンマニアなら当然の如く、様々な店に足を運び自分のしたに合う一杯を求めさまよい歩くが、ラーメンにこだわりが無い人でも、わざわざ自分の好みに合わないラーメンを、わざわざ食べようとは思わないだろうし、苦手だと思ったラーメンはもう二度と食べないだろう。特にアンテナを高く持っているわけだは無い人でも自分の好みに合わせてラーメンを食べるのだ。

 

仕事はどうだろうか? 仕事をする理由は人それぞれだろうが、ほとんどの人は生活の糧のために仕事をしているだろう。その中で自分の好みにあった仕事をしている人はどれだけいるのだろうか。ラーメンは好みの物を皆求めるのに、コレが仕事になるととたんに好みの物を求めなくなるのだ。何故だろうか?

 

「今の会社は本当にダメだ、働いていて面白くない」

「つらい、会社に行きたくない」

「あぁ、だるい。今日も一日会社にいって働かなくては行けないのか、やだなぁ」

 

こんな仕事が嫌で嫌でたまらないと言った声が聞こえるのはネットだけでは無いだろう。

 

しかし、逆にこんな人たちもいる

 

「仕事が楽しくてたまらない、もっと働きたい」

「明日が来るのが待ち遠しい、明日はこんなスケジュールが有るんだ」

と仕事が好きで仕方ない人たちだ。

 

この人達は何が違うのだろうか? それはただ1点その仕事が好みで有るかどうかだ。

ラーメンに好みが有るように仕事にも好みがある、その好みこそがやりがいと言われるものなのではないだろうか?でも仕事が嫌だと思っている人は自分に好みの仕事が有るなんて思ってもいない、だから動けない、だから探せないのだ。

 

仕事のやりがいは何か? と聞かれてすぐに応えられる人はどれだけいるだろうか。高い給料や多い休みは本当にやりがいになるのだろうか? それらはラーメンの上に乗った一つの具でしか無いのではないだろうか? いくら具が好みでも肝心の麺とスープが好みに合わなければ、そのラーメンは好みではないのだ。

 

私は今の仕事をどう思っているのだろうか?

 

働きたくない。それが私の率直な気持ちである。決まった時間に通勤するのが嫌だ。会社の人に会いたくない。家でやりたいことを好きなようにいていたい。

でも、働き初めた頃はこんなこと考えていただろうか?働くのは面倒だぐらいにしか考えていなかった気がする。

何時からそうなったのだろうか? 冷静に考えてみる。仕事を初めたころは、まさに給料と休みこそが仕事のやりがいだと思っていた。別に好きでも無い仕事でも、給料と休みがいいのだから問題はないのだと。

 

でも、今は違う。

 

いくら給料が良くても、休みが多くても仕事が楽しくなければ苦痛でしかない、その苦痛に耐えようとも、状況は変わらない、好みでないラーメンしか出してないラーメン屋にいるのだから、いくら注文を変えようが、待ってみようが、好みで無いラーメンしか出てこないのだから、耐えようと頑張ろうと好みはかわらないのだ。

ならば、好みのラーメン屋を見つける用に、好みの仕事を探せばいいではないか。この一杯のラーメンがそう私に教えてくれたのだ、自分にとって何が好みの仕事なのかそれを探せ、そしてその仕事をすればいいと。

 

改めて、考える。本当に仕事は楽しくなかったのだろうか? いや、そんなことはない、苦痛の仕事の中にも、楽しいと思える瞬間が確かにあったのだ。もしかしたら、その瞬間こそが自分が仕事に求めるやりがいなのかも知れない。

働きたくない、仕事がつまらないといっている人は仕事の好みが見つけられない、もしくはそんな仕事は自分にはできないと思っているのだろう。皆生きるために必死で興味の無い、好みじゃない仕事を頑張っている。そうであることが当たり前だと思っているのだ。自分がそうだったように。

だけど、今自分は仕事のやりがいを見つけた。そして今の会社ではそのやりがいを叶えることは難しいだろう。ならばどうすればいいのだろうか?

好みのラーメンを探すように、好みの仕事ができる会社を探せばいいのだ。好みの仕事が自分にできるかどうかはわからない、でも動かないわけには行かない、好みに合わない不味いラーメンを食べ続けるわけにはいかないのだ。

最高に旨いラーメンを食べ終え、店を出た私は足取りも軽く、最高に楽しい仕事を探し始めたのだ。